おちょことシネマ

日本酒と映画について徒然なるままに書いていきます

【個人的感想】ラ・ラ・ランド

まず初めに・・・私がこの映画を観て感じたこと

それは【夢と狂気は人生を照らす】です。

この映画は2015年にヒットした映画【セッション】を作り上げた

監督”デミアン・チャゼル”の最新作です。

かなりおススメです!!

 

まず、この監督の前作【セッション】と同様、今作品も

【夢と狂気】を混ぜ合わせたような深いメッセージを

ミュージカルで軽やかに、かつ芯のある演技で魅せてきます。

さらにストーリーの核となるメッセージや起承転結な部分を

様々なメタファーで訴えかけてきます。

結構細かい部分まで。

(私も2回目の鑑賞でハッと気づくようなものも多々ありました)

 

ネタばれをしない程度で私の感じたこの作品の強いメッセージを伝えると、

※あくまで個人的に感じたものなので、受け取り方は人それぞれです

 

【夢を叶えるため前進することで人生が輝く(=人生の主役になる)。

 だが前進していくと、打ちのめされたり、自分がどこにいるのか見失うことも多々ある。それでも前進していくためには、他人から見れば狂気に感じるくらいのパッションが必要だ。(理屈なんて関係ない。他人なんて関係ない⇒ここ重要)

情熱こそが夢を叶えるためのエンジンであり、人を感動させる(愛される)大きな力。しかし、パッションが切れかけ、周りが真っ暗になるほど絶望することもある。そんな時に自分の周りを照らす光となるものこそ『愛』なのだ』

 

単純なラブストーリーとして観てはあまりに勿体ない映画です。

作中に出てくる映画館の名前やドレスの色、作中のミュージカルの歌詞、

車や渋滞、料理の失敗など結構見逃してしまうような

メッセージ性のある表現などたくさんでてきます。

初っ端から集中して観ることをお勧めします。

 

ソガヤスでした。